社長インタビュー TOP MESSAGE 社長インタビュー TOP MESSAGE

AX-ONが求める「馬鹿」な人材とは?
代表取締役社長 加藤幸二郎に聞く―。

プロフィール

Kohjiro Kato

加藤 幸二郎

1985年、テレビ制作会社に入社。

「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」ディレクター・演出を経てフリーへ転向。

1999年日本テレビ入社。
「ウンナン世界征服宣言」「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」の総合演出、
「電波少年INTERNATIONAL」などの演出を担当。
プロデューサーとして「世界の果てまでイッテQ!」を立ち上げ、
チーフプロデューサーとして「ザ!鉄腕!DASH!!」「天才 ! 志村どうぶつ園」
「24時間テレビ」「THE MUSIC DAY」など様々な番組を手がけてきた。
2016年 日本テレビ 制作局長。
2018年 日本テレビ 情報・制作局長。
2019年6月 AX-ON取締役副社長就任。
2020年6月 AX-ON代表取締役社長就任。

  • 挑戦をやめない「馬鹿」であれ

    採用スローガン
    「馬鹿よ来い」とは?

    今の時代、もの事を批判するだけの「小利口」というか、「小ずるい」というか、そんな人たちが増えてきて、どんどん不寛容な時代になってきていると思います。
    前に進もうと行動する人、挑戦している人を馬鹿にし、嘲笑する側に立つ人・・・ではなく、馬鹿にされても挑戦をやめない人たちに集まってもらいたいと考え、「馬鹿よ来い」としました。
    ただ馬鹿にもいろいろあって、どうしようもない“おバカさん”はご勘弁いただきたいと思っています(笑)。
    愛される“おバカさん”であって、いい意味で“おバカ”の長所を持っている人と一緒に働きたいと思っています。

    AX-ONが求める“おバカさん”の長所とは?

    “おバカさん”は失敗を恐れません。明るく元気でプラス思考、めっぽう行動力があります。
    “おバカさん”はお金の損得だけでは動きません。滑稽なほど友情や愛情が溢れています。
    “おバカさん”は誰になんと言われようが、めちゃくちゃ大きな夢を語れます。人並外れた好奇心も持っています。
    “おバカさん”は今までの常識や固定観念をぶち破り、自由な発想で新しいものを創造します。
    そんな愛すべき“おバカさん”が集まってくれたら、 AX-ONの未来はより光り輝くと思います。

  • 馬鹿なくらい仕事にのめり込んだ。

    テレビマンとして
    どんな“おバカ”を実践?

    『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』という番組から私のキャリアはスタートしました。映画サークルで自主映画を作っていた大学生時代、アルバイトでテレビ制作の現場に入り、初めてADとして担当したのがこの番組でした。
    もともと映画やドラマ制作を目指していた私にとって、バラエティ番組の制作は「ちょっとだけ経験すればいいや」と思う程度のものだったのですが、そのとき出会ったのが、お笑い芸人として絶頂期を迎えようとしていたビートたけしさんと、演出家のテリー伊藤さんでした。この2人と『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』という番組との出会いが、その後の私の進路を決定づけたと思います。
    番組の呼びかけで2万人という人が集まり、番組から様々なスターが生まれ、グッズやお店までできた。一つのバラエティ番組に社会現象を起こす力があることを知り、映画少年だった私は完全にテレビに魅了されました。
    当時(1985年頃)は日給5,000円くらいで1日20時間ぐらい働くハードな日々、時給に直すと1時間250円・・・それでも仕事が面白くて、のめり込んだんですね。貧乏も大学中退もまったく気にならなくて・・・やっぱり馬鹿ですよね(笑)。
    この番組の根底にあり、パワーの源となっているのが「笑い」でした。ディレクターとなった私は毎週のようにロケをし、編集し、「ウケてくれ!」と祈り、スタジオでVTRを流す。観覧のお客さんが大笑いし、たけしさんが「くだらねえなぁ(笑)」とつぶやく。その言葉を聞いたとき、徹夜続きの疲れも吹っ飛び、最高の喜びを感じる。それが、私のテレビマンとしての原点となっています。
    その後、『電波少年INTERNATIONAL』『ウンナン世界征服宣言』『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』などを演出。プロデューサーとしては『世界の果てまでイッテQ!』を立ち上げました。
    携わってきた番組は、ちょっとやんちゃな番組ばかり。『電波少年』では当時内戦中のボスニア・ヘルツェゴビナで国連平和維持軍の指揮を執っていた国連事務総長特別代表の明石康さんのもとへ、出川哲朗さんとアポナシ訪問。「明石さんに明石焼きを食べさせたい!」という企画のロケを敢行。放送後、読売新聞の投書欄に「国民の恥」と書かれたこともありました。明石代表には喜んで頂いたんですけどね。これが『イッテQ!』の人気コーナー「出川哲朗、はじめてのお使い」の原点になっています。

    クリエイターにとって
    大事なこと

    非常に様々な要素、資質が必要だと思いますが、あえて5つ挙げますと・・・

    一つ目は、「世界中の人の心を揺さぶる、世界的大ヒット映画を創る!」というような強い夢をもつこと。
    夢やビジョンが行動力を生み、困難に打ち勝つ原動力になります。番組・コンテンツ作りの最前線は辛くて大変なこと、厳しいことが、驚くほど多くあります。
    しかし番組・コンテンツ作りには言葉にならないくらいの最高の喜びも味わえます。
    最上の喜びを眩しいほどの強い光に例えるなら、光が強ければ強いほどはっきりくっきりと真っ暗な影ができます。喜びが強い職場ほど苦労も大きいのです。しかしクリエイターはその苦労の先の、まぶしく輝く光を常に目指しています。

    二つ目は、強い共感性です。独りよがりではなく、相手の気持ちに寄り添える共感性があること。悲しいドラマで泣いた時、面白いもので笑った時、人とポイントが大きくずれている人はクリエイターに向いていないと思います。自分が面白いと思ったものが相手も面白いと喜んでくれる・・・そんな共感性は必須です。

    三つ目は、強い好奇心です。どんなことも面白がり、探求したくなる好奇心がクリエイターの重要な資質です。自分の好きなことだけに好奇心があるのではなく、振られた仕事でも面白がり、好奇心を持つ人はいいですね。

    四つ目は、強い行動力です。失敗を恐れず何ごとにも挑戦し周りをどんどん巻き込むようなクリエイターは、番組・コンテンツ作りをするチームの中で欠かせない存在となります。そんなクリエイターがいるだけで周りの士気を上げ、よりよいものを作り上げることができます。

    五つ目は、強いプラス思考。逆境やマイナスをプラスに変えられる人、ピンチをチャンスに変えられる人はクリエイターに向いていると思います。ちょっとだけ自慢になりますが、バンジージャンプで被る顔を撮るための「ヘルメットカメラ」は私が発明しました。きっかけはバンジージャンプをする人の顔を撮影したいけど、超望遠レンズのカメラは予算が無くて使えない。撮影は難しいというピンチが発明に繋がりました。「イッテQ!」ではこんなエピソードがあります。ある日、『お祭り男』のロケから帰ってきたディレクターが深刻な顔をして「放送できない、ボツになるかもしれません。」と。「宮川さんが飲んだ1リットルの牛乳を口からリバースしながら走る祭りで面白かったんですが、放送は絶対無理ですよね。」、日曜夜8時は家族の食事時、口から汚いものを出し、不快なものは放送できないことになっていました。「それなら口から牛乳が出る映像を編集で隠して放送しよう」と話したら、担当のディレクターは「キレイなものにしてしまえばいいんじゃない?」とキラキラが流れるCGをわざわざ作り、そのキラキラでリバースを隠しました。ディレクターのプラス思考が、画期的な手法を編み出したのです。
    宗教的制約がルネサンスの芸術を生み、江戸時代、舞台に女性が立つのは禁止となり歌舞伎が発展したように、制約や逆境が発明や新たな表現を生むのです。

  • 日本最強の総合エンターテインメント企業、世界的コンテンツメーカーへ

    AX-ONはどんな会社?

    私たちの仕事は、エンタメ産業のど真ん中にいます。テレビだけでなく、映画、ミュージックビデオなどのあらゆる映像、そして字幕・解説放送、広告代理店業務、キャラクタービジネス、イベント事業と、様々な仕事があります。
    「日本最強の総合エンターテインメント企業、世界的コンテンツメーカーへ」という経営ビジョンで、多くの人に喜んでもらうために仕事を広げています。世界市場も目指しています。
    どの部署もそれぞれに大きな魅力があるので、どこに配属されても仕事を好きになり、楽しめて、充実した生活を送れると思います。また新規ビジネスをやりたい人も、大歓迎です!

    就活生へメッセージ

    とにかく人を楽しませるあらゆる仕事がAX-ONにはあります。
    コンテンツ制作を通じて、人から愛され、人を幸せにして、私たちも幸せになる。それが私たちの理想です。
    幸せを提供する私たちの仕事は、ますます重要になってきています。みんなで面白いものを作っていきましょう。

↑